英語会議が「できない」と感じてしまう主な原因

英語会議でうまく発言できない、内容についていけないという悩みを抱える方は多くいるはず。実はこの「できない」と感じてしまう正体は、単なる英語のスキル不足ということではなく、複数の原因が絡み合っていることがほとんどです。ビジネスシーンでよく見られる3つの原因を紹介するので、自分の課題がどこにあるのかをまずは振り返ってみましょう!
会議スピードと議題の転換が速すぎる
英語会議では、ネイティブの話すスピードが速い&次々と話題が切り替わっていくことがよく発生します。そのため、聞き取れていたはずの内容が途中でわからなくなり、気づけば会話に取り残されていた、なんて経験をした方も多いのではないでしょうか?
特にリスニングに自信がない場合は、一文ずつ意味を理解しようとしているうちに話題が進んでしまうため、どうしても内容に追いつくことができません。この課題を解消するためには、単語や文法の勉強だけでなく、英語の流れ、語順で捉えるリスニング力を育てることが大切です。
業務領域の専門用語がわからない・ついていけない
英語会議では、日常英会話では登場しない業界用語やビジネス特有の表現が多く使われます。これに対して事前の準備が不十分だと、聞いたことがない単語が出てきた瞬間に意味理解が止まり、何を話しているかがわからなくなってしまうという事態につながりやすいです。
自分の担当分野に関する英単語をリスト化し、よく使われる表現を繰り返し練習することで、会議中にわからない単語で思考が止まる事態を極力減らしていく、といったアプローチが有効です。
そもそも発言のタイミングが掴めない
日本の会議では相手の話が終わるのを待ってから話すという文化がありますが、英語の会議では「話の途中で割って入る」「話を奪い合う」ような場面も少なくありません。その結果、日本人の多くは発言するタイミングが掴めずに沈黙してしまい、会議がそのまま進行してしまうことがよくあります。
これは英語力というよりも、会議の進め方や文化の違いへの理解と慣れが必要です。まずは短い一言でもいいので、適切なタイミングで実際に言葉にすることを意識し、徐々に発言に自信を持てるようにすることが大切です。
英語会議に向けた事前にするべき準備方法をご紹介

英語会議は事前準備が結果を大きく左右すると言っていいほど重要です。準備をすることで内容の理解度も発言の精度も格段に向上し、「参加するだけで終わってしまった…」という状況から脱出しやすくなります。まずは、すぐに取り入れられる具体的な準備方法を3つ紹介するので実際に試してみてくださいね。
アジェンダ・会議資料は必ず事前に確認
会議のアジェンダ(議題)や資料をあらかじめ読み込んでおくことで、会話の流れや重要なポイントが予測しやすくなります。特に資料の中に含まれる図表やキーワードを把握しておくと、英語のスピードについていくための助けになります。
また、あらかじめ質問されそうな内容や、自分の発言ポイントを想定することも大切。会議全体の流れをイメージできた状態で、実際に参加する方が落ち着いて対処することができます。
専門用語やキーフレーズをリストアップして準備
業務で頻繁に使われる専門用語や、自分の担当領域に関する英語表現をピックアップしておくことも大切です。Google翻訳やDeepLなどの翻訳ツールを活用して、英語表現を調べ、自分なりのメモ帳を作っておくと、会議中に「聞いたことがある」単語として認識しやすくなります。
例えば「損益分岐点(break-even point)」や「価格改定(price adjustment)」など、業務ごとに頻出する表現は事前に覚えておくと安心です。慣れてきたら、英英辞典で意味を確認するのも周辺語彙も併せて習得できるので単語力アップに役立つのでおすすめですよ。
想定質問・発言したい内容を音読する
会議で発言できない状態を脱するには、事前に口を慣らしておくことが非常に大切です。日本人の多くはアウトプットに対して苦手意識を持っているため、英語会議というよりプレッシャーがかかる場面ではどうしても発言することへの躊躇いが発生してしまいます。おすすめは、想定される質問や意見をあらかじめ英文で作成し、それを音読練習することです。実際にその場をイメージしながら音読することで、会議中に自然と口から英語が出てくる状態をまずは作りましょう。
各フレーズ最低でも50回以上は音読すると、単語や文法への理解も深まるはずなので、一つの反復回数の目安としてください。
英語会議中に使える実践的なアウトプットテクニックをチェックしよう

英語会議で最も緊張する瞬間のひとつが「発言のタイミング」。しかし、自分の意見を英語で伝える必要があることに対してプレッシャーを感じる方でも乗り越えられる方法が存在します。それは「アウトプットしやすい型」を持つことです。英語会議で使えるアウトプットテクニックを一緒に見ていきましょう。
割り込み・質問をするための定型フレーズ
英語の会議では、相手の話が終わるまで待つよりも、自分から話に割って入るタイミングが求められる場面がよくあります。「今ここで意見を言うべきかも」と感じた瞬間に発言する勇気が必要です。
そんなときに使えるのが、「Let me just jump in here.(ちょっと口を挟ませてください)」や「Sorry, may I ask something here?(すみません、ここで質問してもよいですか?)」といった割り込みフレーズ。事前に数パターンを覚えておくことで、勇気を出して声を出すハードルが一気に下がります。質問時に使えるフレーズパターンはたくさん準備しておき、会議の流れや文脈に応じて使い分けるだけでも、会議のコミュニケーションの質は確実に向上します。
たった一言だけでも英語会議で存在感を示すアウトプット戦略
長い発言をしなくても、会議に積極的に参加している印象を与えることは可能です。むしろ、まずは一言でも声を出すことを目指す方が、心理的なハードルも下がって挑戦しやすいのではないでしょうか?
たとえば「That makes sense.(納得です)」や「I see your point.(言いたいことはわかります)」といった短い相づちを入れるだけでも、相手との信頼関係や認識の統一を図ることができます。英語会議では、「話しているかどうか」が存在感に直結します。つまり、一言でも話すことに大きな意味があるのです。
話の内容が分からない時の対処法:聞き直し・他人に振る
内容が分からなかったときに黙ってしまうのはもったいない対応です。聞き返すことは、会議の場でもっとも自然で積極的な行動でもあり、聞き返すことが悪ということは絶対にありません。
「Sorry, could you repeat that last point?(すみません、最後のポイントをもう一度お願いできますか?)」のようなフレーズを覚えておけば、戸惑うことなく聞き直せます。
また、自分が答えられない内容の場合は、「Maybe Yamada-san can add more on this.(この件については山田さんからも補足できると思います)」といっそのこと他人に話を振るのもスマートな対処法です。
すぐに会議で使える英語フレーズ3選

ここでは、会議中によくある3つのシーン別に、すぐ使える定番英語フレーズを紹介します。一言でも使えるようになると、あなたの会議での印象は大きく変わりますので、今日ご紹介する英語フレーズは覚えておくことをおすすめします。
話を切り出すとき → “If I may, I’d like to start with…”
会議の冒頭や発言タイミングをもらったときに便利なのがこのフレーズです。
“If I may, I’d like to start with our current project timeline.(よろしければ、現在のプロジェクトのタイムラインから始めさせていただきます)” というようなセンテンスを作ることができます。
“If I may” という導入が、「差し支えなければ」「よろしければ」といった控えめなニュアンスがあり、これによって相手に配慮しながら発言する姿勢が伝わり、協調性の高い印象を与えられます。また、“I’d like to start with…” という形で、自分が話し始めたいトピックを明示できます。
意見が対立しそうなとき → “I see your point, but…”
相手の意見を尊重しつつ、自分の異なる意見を伝えるときに便利なのがこのフレーズ。
“I see your point, but we also need to consider the deadline.(ご意見は理解できますが、納期も考慮する必要があります)” のようなセンテンスを作ることができます。
この “I see your point” は、「あなたの言っていることは理解していますよ」という受容の姿勢を示す言葉です。それに続けて “but…” と言うことで、直接的に反論する印象を和らげながら、自分の意見をスムーズに提示することができます。英語の会議では、このような対話を前向きに進めるフレーズが重視されます。
議論をまとめたいとき → “So just to recap,…”
会議の途中で内容を整理したいときや、発言のまとめをしたいときにこのフレーズを使います。
“So just to recap, we’ll proceed with the updated schedule and inform the team by Friday.(では確認ですが、修正後のスケジュールで進め、金曜までにチームに共有する、ということでよろしいですね)” のようなセンテンスが典型です。“recap” は「要点を簡単にまとめる」という意味の動詞で、“just to recap” の形にすることで、控えめながらも自然に話の流れを整理することができます。この一言を挟むことで、会議の全体像を把握している印象を与えると同時に、発言の信頼感も高まります。
継続的に英語会議での実践力を高める学習方法をご紹介

英語会議は、単に「慣れ」でどうにかなるものではありません。継続的な英語学習と実践が必要です。ただし、ポイントを押さえた方法で学習を進めれば、忙しいビジネスパーソンでも十分に成果を出すことが可能に。ここでは、日々の中でも取り入れやすく、効果が出やすい学習法をご紹介します。
リスニング・スピーキングのためのアウトプット学習
まずは英語の音とリズムに慣れることが英語会議上達への第一歩です。特におすすめなのが、英語音声を聞きながら同じスピードで2•3語遅れて繰り返す「シャドーイング」。会議で必要な「理解しながら話す」というスキルを鍛えるのにも最適です。
ニュースアプリやTEDトーク、ビジネス系のYouTubeチャンネルなどを活用し、1日5分からでも構いません。毎日継続することで、英語の反応スピードは自然と上がっていきます。独学で実施する場合は、自分で音の変化ポイント等を理解できる程度の難易度を選択することがおすすめです。
第三者との英語会議を想定したロールプレイ・壁打ち練習
一人での練習に慣れてきたら、第三者との会話練習も取り入れましょう。オンライン英会話や同僚、あるいは英語コーチなどと「英語会議のロールプレイ」を行うことで、実践に近い形でスキルを磨けます。
特に、自分の担当業務に関するプレゼンやレポートを英語で練習することは、本番の自信に直結します。相手に内容が伝わったかどうかをフィードバックしてもらえると、改善点も明確になります。
専門分野の語彙力強化とアウトプット
自分の業界に特有の単語や言い回しを強化することも、英語会議力アップには欠かせません。ニュース記事や業界誌、英語プレゼン動画などを定期的にチェックし、「この単語は使えそう」と思ったものをノートにまとめておくのがおすすめです。
さらに、学んだ単語やフレーズを「自分の業務でどう使うか?」という視点でアウトプットしていくことが、知っている単語を使える単語に変化するコツです。
まとめ
いかがでしたか?英語会議への不安を減らすには、少しずつでも「使う経験」を積み重ねることが不可欠です。そのためには、自分に合った学習リズムを作り、日々の生活に組み込む工夫が必要です。
たとえば、出勤前に5分だけ英語音声を聞く、昼休みに英語のビジネス表現を1つ覚える、週1回だけでもロールプレイの機会をつくる。こうした「無理のない習慣」が、結果的に大きな変化を生みます。
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