「何年も英語を勉強しているのに、会話になると口からパッとでてこない…」
こうした悩みを持つ英語学習者は多いのでは?
実はその悩み、頭の中で日本語に「翻訳」しているのが原因かも。
英語をスムーズに話すためには日本語に翻訳せず、英語のまま理解する「英語脳」が重要です。
そんな英語脳をつくるためのトレーニングの中でも、最も効果があると言われているうちの一つが「音読」
脳科学も証明した音読を取り入れて最短でビジネス英語を習得しましょう!
そもそも「英語脳」とは何か?音読との関係から考える

英語脳とは「英語を英語のまま理解できる」状態のこと。
そう聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、実は多くの人がすでに英語脳を通して理解していることもたくさんあるんです!
例えば「Check, please.」「What’s your name?」「See you tomorrow.」「I like Starbucks.」
これらの英文の意味を理解するために、単語を日本語に翻訳したり日本語の語順に直したというひとはほとんどいないはず。
しかしこれが少し長い文章、例えば「She told me that she would be late for the meeting.(彼女は私に、会議に遅れると伝えた。)」になるとつい日本語の語順に直して理解する、返り読みをしてしまったひとも多いのでは?
英語脳をつくる上で最も大切なことの一つが英語の語順そのままで理解すること。
そして音読は、どんどん前に読み進めていくことで自然とこの返り読みを防ぎ、英語の語順で理解する英語脳を育てる効果抜群のトレーニングなのです!
日本人にとっての英語脳とは?音読で近づく”英語で考える脳”
英語とは大きく異なる語順を持つ日本語。
そんな日本語を母語として使用する私たちにとって英語を英語の語順で理解することは容易ではありません。
短い文章ならまだしも、後ろから説明が足される英語の語順では意味を把握しきれず、つい日本語の語順に直して理解してしまいがち。
しかしそれでは常に英語と日本語を行き来しなければならず、どうしても時間がかかってしまいます。
そこで効果を発揮するのが音読!
音読では読むスピードに合わせて前から順に意味を理解しなくてはなりません。
加えて「聞く」「読む」「話す」と知覚を多く使いながら何度も繰り返すことで、英語を処理する神経回路が強化されます。
その結果英語の語順やリズムが自然に身に付き、英語で考える英語脳を育てることができるのです!
英語脳を持つと何が変わるのか?音読が生むビジネスシーンでの即応力
会議や商談などのビジネスシーンでは、即座に英語で返す瞬発力が求められますよね?
それには英語脳が必要不可欠。
なぜなら日本語を翻訳せずにそのまま英語を話すので発話がスピーディー、かつ日本語から直訳したような不自然な英語を話さなくなるから。
音読を何度も繰り返し行うと、英語をそのまま理解する神経回路が強化され「英語で考え、英語で理解する」プロセスが体にしみこんでいきます。
また何度も口に出すことでその英語が口になじみ、考えなくても自然と反射的にでるように。
音読で英語脳を作ることは、即応力が求められるビジネス英会話に最適です!
音読が英語脳に与える効果とは?

音読と英語脳の関係については理解できましたか?
ではここからは実際に音読が英語脳に与える効果について知っていきましょう!
脳科学の研究でわかった音読のメリットや、英語学習に最適とされるシャドーイング等との違いなど詳しくお伝えしていきます!
音読が脳に与える刺激(ワーキングメモリ・処理速度など)
音読は「見る(視覚)」「聞く(聴覚)」「発話する(口)」「理解する(言語処理)」という複数のプロセスを同時に処理することで脳にさまざまな刺激を与えます。
これにより鍛えられるのが、情報を一時的に保持しながら同時に処理するワーキングメモリ!
ワーキングメモリが鍛えられると、リスニングにおいて、最初の方に言っていたことを忘れてしまうという問題に効果を発揮!リーディングにおいても読み進めていくうちに話の流れがわからなくなり最初から読み直すという悩みを解決します!
またこの複数プロセスの同時処理を何度も繰り返すことにより、脳の処理回路の効率化=神経の伝達速度の向上にもつながるとされ、英語を英語のまま理解する英語脳の構築につながります!
脳科学の研究で示された音読のメリット
音読では「目」「耳」「口」の機能を同時に使うため、【文字を読む視覚野】【自分の声を聞く聴覚野】【口や舌を動かす運動野】【意味の理解や記憶の制御を司る前頭前野】など脳の多くの領域が同時に活性化されることがわかっています。
また、音読で語彙や文法、表現に繰り返し触れることで記憶への定着率の向上や言語運用能力が高まるという結果も!
さらに「副交感神経」が優位になり、リラックス効果が得られることもあるそうです。
時に辛いと感じる英語学習ですが、様々な高い効果を持ちながらなおかつリラックスもできる音読は、英語脳構築に最適なトレーニングの1つです!
シャドーイング・リピーティングとの違い
英語脳を構築するために効果的とされているトレーニングは音読のほかにも様々あります。
その中でも有名なのがシャドーイングとリピーティング。
この二つは音読とどう違うのでしょうか?
まず最初にシャドーイングとは、聞いた音声をそのまま即座に反復するトレーニング。
聞いた音声の知覚・保持・再現という負荷の高いトレーニングをすることでリスニング力と発音を大幅に向上させることができます。
次にリピーティングはというと、音声を聞いた後に一文ずつ真似をして発話するトレーニング。
リピーティングでは英文を記憶して発話するため、短期記憶と再現力が鍛えられます。
音読の主な効用は何度も繰り返すことによって語彙や文法の理解を深めること。
それぞれの効果を知り、自分に必要なトレーニングをすることで効率的に英語力をあげることができますよ!
なぜビジネス英語には音読が効くのか?英語脳との関係をご紹介!

英語脳や音読のメリットについては十分理解できたでしょうか?
実はビジネス英語を効率よく身につけるには、音読は非常に効果のある方法の1つなんです!
なぜなら音読を習慣にすることで、即応力が求められるビジネスシーンに不可欠な「英語脳」の育成につながるから。
ここでは、その理由とそれをどう活かしていくのかを詳しくお伝えします!
聞いて→話す反応速度の向上
ビジネス英語では、「聞いて→即座に返す」能力がとても大切です。
なぜなら会議や交渉、プレゼンなどでは”テンポの良いやりとり=反応速度”がそのまま成果や信頼に直結するから。
そのテンポのいいやり取りをビジネスシーンで発揮するためには「聞く→理解→返す」までのすべての処理を英語でできる英語脳の構築が必要不可欠!
そして英語の語順・リズムに慣れ、文構造を訳さずに理解する力が最も効率的につけられるのが音読なのです
チャンク習得による会話パターンの蓄積と自動化
まずチャンクが何かというと”Would you mind if I〜?“(〜してもよろしいでしょうか)や”As far as I know,“(私の知る限りでは)などのいくつかの単語の意味のかたまりのこと。
このチャンク(意味のかたまり)の習得は、ビジネス英会話において非常に効果を発揮します。
なぜなら”I’d like to add something.(補足させてください)”や“We’re on the same page.”(意見が一致してます)などの定型表現を蓄積することで、会話の即応力が向上し、交渉・提案・同意などの場面で自然かつ的確に反応できるからです。
そして音読でこれらのチャンクをくりかえし口に出すことで、脳と口に染み込ませることができます。
またリズムや抑揚も意識して音読すると、実際の会話もスムーズに発話できるように!
こうした繰り返しは英語脳の形成にもつながり、英語を英語のまま理解・反応する処理が自動化されていきます。
結果として、英作文のように単語ごとに文を組み立てず、チャンクを組み合わせるだけで会話が成立。
反応速度が格段にUpします!
即応性が信頼や成果に直結するビジネス現場では、チャンク習得ができる音読は効果抜群のトレーニングです。
実際の会議やプレゼンでどう活かせるか?
音読で英語脳が構築されると、実際の会議やプレゼンなどさまざまな場面で活かすことができます!
たとえば会議中に発言したい時、日々音読で「英語を口から出す」ことを練習しているとタイミングを逃さず、抵抗なくスムーズに話すことができます。
また英語を話し慣れているので、本番でもしっかり声がでて自信をもって話すことができ、ビジネスを題材にした教材を何度も音読することでビジネスシーンに合う語彙・フレーズが自然と口に出せるように。
自分の意見に具体例や理由を添えて説得力を持たせる力が育ち、安心感や納得感を相手に与えることができます!
脳科学が裏付ける音読トレーニングの根拠

英語脳構築に効果絶大な音読ですが、実は脳科学によってもその効果が実証されているんです!
音読が脳科学的な観点から見てどう効果的なのか、一緒に見ていきましょう!
前頭前皮質(PFC)が活性化する
前頭前皮質(PFC)が何かというと、思考・記憶・判断・自己制御などを司る脳の「司令塔」といわれる部分!
「読む・話す・聞く・考える」を同時に行う複雑な活動である音読をすることで、PFCを含む脳の広範な領域が活性化されることがわかっています
そしてPFCが活性化すると何がいいかというと、ワーキングメモリが強化され英文の構造や語彙の保持力アップ、発音や文法ミスなどに自分で気づいて修正できる力がつくんです!
さらには「やる気」や「イライラの抑制」にも関わっていてるPFCの活性化で、英語学習への継続力やメンタル面の安定にもつながります
継続が必須な英語脳構築に、脳科学の面からも音読は最適なトレーニングなのです!
第二言語としての神経回路の構築
音読は多くの知覚(目・耳・口・考え)を使うことで脳の様々な部分を活性化させます。
これは脳に新しい言語の神経回路の形成をつくる後押しをしてくれます。
また神経可塑性と呼ばれる繰り返しの学習によって神経回路を「つなぎ替える」性質が脳にはあり、音読のような反復的・能動的な学習は、母語とは異なる第二言語の回路を物理的に脳内に形成していくのに効果大!
さらには「ワーキングメモリ」や「注意のコントロール」、「言語の統合処理」に関与するPFCを活性化させ、音→意味→文法構造という言語処理の一連の流れを整理し、第二言語の運用力をも安定させるのです。
つまり、音読は「脳に英語のための専用回路を作る=英語脳構築」のためのトレーニングとも言えるのです
おまけ:短時間でも効果がでる音読
音読にはいろんなメリット・効果があるのはわかったけど、
これまでの生活の中に音読を取り入れるのって大変そうですよね?
でも実は音読は数分~10分程度のトレーニングでも効果が期待できるんです!
音源付き教材で正しい音を理解した後の音読は短時間でも、発音やリズム、音の連結や脱落の感覚、そして日本語を経由せずに英語がポンと口からでる感覚に効果大!
短時間でもコツコツやるとただの「読む練習」ではなく、英語を話すための「筋トレ」 みたいな効果がどんどん出てきます!
朝イチや昼休みに1〜2トピックやるだけでもかなり違うので忙しい大人の英語脳構築にピッタリです!
英語脳に効果の出しやすい音読のポイント7選

英語脳構築に最適な音読ですが、間違ったやり方をしてしまうと逆効果に?!
ここではきちんと効果がでる音読のポイントを7選紹介していきます!
ポイントをしっかり押さえた効果的な音読で、最短ルートで英語脳を作りあげましょう!
英語の語順で理解しながら読む
音読では英語の語順で理解しながら読むことがとても重要です!
なぜなら英語は語順が「意味そのもの」だから。
日本語のように助詞(が・を・に)で意味を調整せず、主語→動詞→目的語の順番そのものが意味を作る言語。
語順がくずれると相手に伝わる意味が全く変わってきます。
音読は前に前に読み進めていくので返り読みを防ぎ、日本語の語順で理解することを難しくします。
自分が読んでいくのと同時に意味を理解していくことで、自然と英語の語順で理解することになり、
頭の中に英語のフローが完成=英語脳構築を促します!
「スピード」よりも「正確さ」を意識する
音読をはじめるとつい音源やネイティブのように早いスピードでやらなくてはと思ってしまいますよね?
でも特に最初のころはスピードよりも正確さを意識して取り組むことが大事になってくるんです!
なぜなら英語の音やリズムをただしく体にインプットすることの方が、スピードよりも優先順位が高いから。
早く読もうとしてまちがった発音やリズムで覚えると、自己流のクセがつき後から直すことが困難になります。
また頭の中にある音データと本来の音が一致しないので、リスニングやスピーキングにも支障が。
はじめのころは「発音・音の連結・リズム・意味の流れ」を意識しながらゆっくりでも正確に音読することが英語脳をつくるためにも重要になってきます!
慣れてきたら少しずつスピードを上げて、ナチュラルな速度で話せるようにするのが音読のコツです!
使う教材は「自分のレベル+少し上」が最適
英語脳構築に最適な音読トレーニングですが、使う教材次第ではその効果がうまく発揮されないことも。
自分にあった教材を選ぶ基準は「自分のレベル+少し上」これは「適度な負荷(i+1)」と呼ばれ、言語習得理論でも有名なスティーブ・クラッシェンの理論に基づいた理にかなったアプローチなんです。
ではなぜ「+少し上」が最適かというと、理解可能な範囲で刺激になるから。
完全に理解できる易しすぎる内容だと、脳が飽きて学習効果がさがり、また新たな知識に出会うこともありません。
反対に難しすぎる内容だと、処理仕切れずに挫折しやすくなってしまいます。
「あと少しで理解できる内容」は脳にとって最も活性化しやすい状態、かつ少し背伸びをすることで新しい単語や文型に出会え、その音読を繰り返すうちに知らなかった表現も使える知識として定着していきます!
音と意味を直結させる意識を持つ
音読は単なる読む練習ではありません。音と意味を直接つなげる訓練です。
日本人が英語を理解する際、多くの場合は英語(音や文字)→日本語訳→理解というステップを踏んでいますが、この「日本語に一度置き換える」プロセスがリスニングで聞き取れない、スピーキングで即答できない原因になります。
たとえば“It’s up to you.”と聞こえた際「それはあなた次第です」と訳して理解するのではなく、
「up to you」と聞こえた瞬間に「(判断を委ねられている)感覚」が頭に浮かぶ=音と意味が直結している状態を目指して行くことが英語を英語のまま理解すること、英語脳で英語を操ることになります。
「見て読む」英語から、「聞いて理解し、話せる」英語に変えていくためには音と意味をダイレクトに結び付ける練習が必要不可欠。
そしてその最短ルートが音読なのです
「反復」が鍵。1つの文書を最低10回読む
音読の効果はわかった、じゃあ一体何回音読すればいいの?
そう疑問に思った方も多いはず。
結論から言うと、最低10回が英語脳への入口になります!
10回音読をすることで単語や構文を「見てわかる」状態から、「聞いて/言ってわかる」状態に変えることができ、これによって脳内の日本語訳を経由しない処理回路が少しずつ形成されていきます。
さらに20回以上音読すると、頭で考える前に口が動く感覚が生まれ、30回以上行うと発音やイントネーションも自然になり、会話で使える状態に近づけることができます。
そしてなぜそんなに回数が必要なのかというと、音読によって記憶定着やスピーキング力が上がるのは、「前頭前皮質(ワーキングメモリ)→大脳基底核(自動化)」への情報移行が起きているから。
そしてこれは回数と繰り返しによってのみ達成されるのです。
最低10回繰り返し言うことで音読の効果を感じてください!
感情を込めて音読することで印象に残る
せっかく音読をするなら無機質にただ読み上げるより感情を込める方が、学習効果が飛躍的に高まります!
なぜなら単なる「読む作業」から「心と脳に残る体験」になるから。
感情を伴う体験は脳の偏桃体と海馬を強く反応させ、長期記憶に残りやすく、英語脳をつくる際にも効果的!
また感情を込めることで、英語らしい抑揚や強弱、リズムが身に付き、これはネイティブの音を敏感にとらえる土台にも。感情を乗せるために深く意味を理解することも必要になり、スピーキングやプレゼンなどで話す力・伝える力のトレーニングにもなります。
「誰が・どこで・どんな気持ち」で話しているか状況をイメージしながら、ぜひ感情を込めて音読してみてくださいね
英語を英語のままイメージしながら読む
音読において、「英語を英語のままイメージしながら読む」とは、英語の語順で内容を理解し、頭の中に直接その情景や意味が浮かぶ状態です。これは日本語に訳すプロセスを省略し、英語のまま「感じる・思い描く」感覚。
たとえばこの文を”A girl in a yellow dress was dancing under the streetlight.”「黄色いドレスを着た女の子が、街灯の下で踊っていた」と日本語に訳すのではなく、→ 「A girl(女の子)」→「in a yellow dress(黄色いドレスを着た)」→「was dancing(踊っていた)」→「under the streetlight(街灯の下で)」と、語順のまま情景がスライドショーのように頭に浮かぶこと。
視覚・感覚・直感的な理解を通して口で読んでいる英語がそのまま「映画の一場面」になるようにイメージできると、覚えようとしなくても表現が体に染み込み、読む力・話す力・聞く力すべての土台が大きく強化されます。
そしてそれこそが英語脳の感覚なのです
音読×英語脳で、ビジネス英語はもっと伸びる

即応力が求められるビジネス英語では、英語を英語のまま理解できる英語脳の構築が必須!
そして音読はその英語脳を構築するための最適なトレーニング方法です!
繰り返し英語を声に出して何度も読む。それだけで英語の音・意味・リズムが脳に染み込みます。
「読む」「聞く」「話す」すべてに直結し、TOEICやVersant、英語会議やプレゼンにも即効性を発揮!
ビジネス英語の運用力を根本から底上げします!
効果の出やすいポイントをしっかり押さえた効果的な音読で、英語脳とビジネスで通用する英語を手にいれましょう!

